神奈川県を中心にマンション・ビルの大規模修繕工事
戸建ての修繕・改修工事専門の1級建築士事務所RYU-SHIN

アパート・マンションの大規模修繕は大家さん・管理組合の方にとっては大きな悩みのタネの一つといえます。依頼先によって大きく費用や工事の質が異なりますので、なるべくなら丁寧に施工してくれて、かつ低価格で作業をしてくれる業者を選びたいものです。

今回はアパート・マンションの大家さん・管理組合の方向けに、大規模修繕を依頼する業者を選ぶポイントや施工業者の種類、選定方法についてご説明します。ぜひ、今回の記事を参考に、信頼がおける業者に任せましょう。

アパート・マンションの大規模修繕は入居者が生活している状態で行いますので、迷惑をかけない、事故を起こさないよう配慮しつつ、工期通りに施工を行う必要があります。入居者がいる状態の賃貸物件の施工実績があるか？あるとすれば何件くらい手掛けてきたのか？どれくらいの規模（階数や戸数など）の物件の施工を行っているのか？を確認しましょう。

信頼がおける業者、技術力に自信がある業者は、しっかりとホームページで実績や事例を公開しています。ご自身の物件に近しい建物の実績が多数あれば安心です。ホームページに掲載されていない場合は担当者に尋ねてみましょう。

施工はもちろん、アフターサポートも充実しているかどうかを確認しましょう。万が一不具合があっても保証がついていれば安心です。定期点検を実施してくれれば、物件の不具合を早期に発見することができて、建物の資産価値の維持につながります。技術力が高い業者ほど、保証やアフターサービスが充実しているものです。

また、営業担当者や現場代理人などスタッフの人柄や対応力についても確認してみましょう。いくら技術力が高くても、話しづらかったりコミュニケーションがとりづらかったりすると要望が伝えられず、満足いく大規模修繕ができない可能性もあります。

もちろん費用も重要です。大規模修繕は高額な投資となるため、今後の賃貸経営にも大きな影響を及ぼします。とはいえ、「安かろう悪かろう」も考えものです。工事の質が低いと物件に不具合が発生して修繕のために追加で費用がかかってしまう、入居者の満足度が低下して空室が増えてしまうといったリスクがあります。

質が高い施工をしてくれて、なおかつ適正な価格を設定している、コストパフォーマンスが高い業者を選ぶことが大切です。費用を考慮した業者の選定方法については後ほどご説明します。

大規模修繕の依頼先としてまず挙げられるのがゼネコンと呼ばれる総合建設会社やその系列の施工業者です。大手企業が多いので安心感はありますが、ゼネコンが必ずしもアパートやマンションの大規模修繕が得意とは限りません。

前述のとおり、アパートやマンションは入居者がいる状態で施工を行うため、技術や気遣いが必要です。まずは物件の大規模修繕に対応してくれるかどうかを確認し、対応可能である場合は事例や実績をチェックしてみましょう。

アパートやマンションの大規模修繕を専門に請け負っている業者もあります。大企業から中小企業まで幅広いですが、もともと大規模修繕を行っている業者やゼネコンの下請けとして塗装工事や防水工事を行ってきた業者が企業規模を拡大し、大規模修繕を事業として手掛けているケースが多いです。

こうした業者はリピーターが多く実績も豊富なので、技術力が高く施工の質が高い、さまざまな物件に対応できる、大家さん・管理組合の方や物件の入居者への対応に慣れている、要望がとおりやすいなどのメリットがあります。

賃貸物件の管理会社に相談してみるのも手です。社内にある大規模修繕を担当する部署や管理会社の関連子会社、提携企業が工事を請け負ってくれる場合もあります。

そのアパートやマンションに熟知した管理会社に相談することで、物件に合わせた施工をしてくれる可能性が高まることと、業者探しの手間や時間を短縮できるというメリットが得られます。ただし、管理会社にお任せ状態になってしまい、施工の質や費用を事前に確認しづらいということが難点です。

業者を公募して競争入札を行う方式です。競争原理が働くので、質が高い施工を低価格で実現できる可能性が高いのがメリットといえます。

一方で入札する業者同士で談合が行われると、入札のメリットである競争が発生しないため、大家さん・管理組合が希望する条件が満たされなかったり、価格が高くなってしまったりするリスクもあるのがデメリットです。また、実績がない業者も参加するため、工事の品質が低くなってしまうことも考えられます。

はじめから一社の業者に見積もりを依頼して大規模修繕工事を依頼する方法です。業者を選定する手間や時間が省ける、すでに依頼した実績があるのであれば前回の工事よりも品質が低下しないというメリットがあります。

一方で競争が発生しないため価格が適正ではない可能性もあります。費用を抑えたい場合は入札や相見積もりのほうがいいかもしれません。

複数の業者に見積もり依頼をし費用を比較検討して依頼先を決める方法です。費用の相場観が把握できる、費用だけでなく工事の内容や工期なども比較できるといったメリットがあります。

一方で業者選定や見積り依頼をする手間や時間がかかる、見積もり依頼の方法を間違えると正しい判断ができないといったデメリットもあります。

相見積もりの方法や注意点についてはこちらの記事（大規模修繕の賢い見積もりの取り方・見方を解説！）でも詳しく解説していますので、ぜひ事前にチェックしてみましょう。

大規模修繕は多額の費用がかかるため、絶対に失敗はできません。費用面でも工事の品質面でも、妥協せずに業者を選ぶことが大切です。そのためにも、必ず相見積もりをとって複数社を比較してみましょう。

RYU-SHINは神奈川県を中心にマンション・ビル・一戸建ての修繕や改修工事を専門的に手掛けています。1級建築士、1級建築施工管理技士をはじめ多数の資格を保有するプロフェッショナルが在籍しているので、建物の状況やお客様のご要望・ご予算に応じた工事のご提案が可能。ご相談から施工、メンテナンス・アフターサービスまで、自社で一貫して対応するため、中間マージンが発生せず適正価格での工事が可能です。施工事例や実績も多数公開しております。

アパート・マンションの大規模修繕なら、RYU-SHINにご相談ください。